経営者インタービュー詳細
VOL.126
- 投稿日:2023.5.24
- 編集日:2023.5.24
お客様に喜んで頂くそんなことは当たり前、関わる全員とそのご家族まで喜んでもらいたいんですよ。
CRASリフォーム株式会社
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代表取締役長谷川 さよ
一番初めは、大学卒業後に入った設計事務所です。そこで、3年程設計の勉強をしました。でもね、3年経ったくらいで気付いたんです。朝から晩まで、ずっと図面書いたりするデスクワークは向いてないって。それで、設計事務所は退職して次にお世話になったのが、当時のクライアントの税理士事務所なんですよ。退職の挨拶に行ったら、「ウチで働かない?」なんて言ってくださったもんですから、お世話になることにしたんですが、朝から晩までパソコンに向かって数字を打ち込むんです。そのとき痛感したんですよ。「やっぱりデスクワークは向いてない!人と話す仕事がしたい!やっぱり建築がいい!」って。
それから、インテリアコーディネーターの求人を見て面接に行ったらリフォーム営業の募集だったんですよ。面接を担当してくださった方に、「営業やってみたら?」と言われてやってみることにしたんですよ。そしたら、楽しかったんですよ。営業。それから、3年程その会社で営業をやっていたんですけど、場所が大阪だったんですね。片道、1時間半から2時間かかったんですよ。終電を逃すことなんかも多くて、社用車でフラフラになりながら帰って、シャワーを浴びて出社するなんてことが日常茶飯事だったんですね。さすがに、この生活をずっと続けるのには限界が来たので、亀岡のリフォーム会社に転職したんですよ。そこで、7.8年営業を頑張って、今一緒にやっている四方共々独立したんです。
営業の楽しさって色々あると思いますが、中でも、お客様と打ち合わせを通して、お客様の希望やイメージを形にするのが楽しいんですよ。私たちの仕事って、カタチがあるようで実はないんですよね。それを、打ち合わせを重ねるごとに図面を作ったりしてどんどん視覚化していくんですよ。その時のお客様の嬉しそうで楽しそうな顔を見ているとやりがいを感じますし楽しいですね。
私たちの仕事って、お客様と現場で仕事をしてくれる職人さんとの間に入って、お客様にとってベストの職人さんを付けることだと思うんですよ。お客様って、私のようなリフォームの打ち合わせをしたりする担当は選べますけど、実際現場で工事をする職人さんまで選べませんよね?だから、私たちのような立場の人間は、お客様にとってベストな一流の職人さんをいかにしてつけるか?というのが、使命であり大事な仕事の一つなんですよ。
「毎日現場に行く。」これです。片道、2時間かかろうが何だろうがとにかく毎日現場に行きます。そして、お客様にも職人さんにも声をかけてコミュニケーションを取るんですね。そんなことをしていると、お客様が不安や不満を溜め込んでしまわれる前に吐き出してもらって、まだ不安や不満が小さいうちに解消することが出来るんですよ。職人さんも同じです。一流の職人さんと言えど、全くコミュニケーションを取らずにいると、些細なことをどんどん溜めていってしまうんですよね。職人さんにはね、気持ちよく仕事をしてもらいたいんですよ。それが、何よりお客様の為だと思うんです。
自宅をリフォームするとなると、打ち合わせ等で表に立つのは奥様がほとんどなんですよ。つまり、女性ってことなんですが、私も女性なんで単純に「担当が女性で良かった!」なんていうお声は良くいただきます。それに、男性ではなかなか分かりずらいような、女性ならではの視点というのも分かりますし、その辺りでお客様にはご評価頂いているんじゃなか?とは思っています。
私は、本当に今の仕事が大好きなんです。そんな好きって気持ちでやっているっていうのが、お客様に伝わるといいなと思っています。一つの工事を通して、まず「お客様」に喜んで頂いて、その姿を見た「職人さん」に喜んでもらって、そんなお客様と職人さんを見て「私たち」が喜びを感じる。みんなが嬉しい。こういうことが、ずっと広がっていけばいいなと思いながら、今日もお客様と職人さんに為に頑張りますよ。